今年も赤レンガ倉庫で横浜ローザが開催されました。
今年は15周年で、内容が一新し、末廣博子作品の『心』が舞台一面に大きく額縁に入り、ローザの想いや生きる命の表現が、それぞれの場面で『心』の作品を通して美しい絵になっていました。
作家として、人に感動を与える作品を表す事が出来、私自身も感動でした。
女性がそれぞれその時代に一生懸命生き抜く事の難しさ、今、問題になっている老人の老い・孤独・生きる場所など、歴史は動いていても人間として心の落ち着ける居場所の大切さも表現され、人として考えなければいけない素敵な芝居に生まれ変わっていました。
決して、戦争の傷跡としてだけでは済まない、いろいろなことを訴えている、これからも語り継がなければいけない一人芝居になっていると思います。
横浜に住んだローザさんですが、全国の方々が知るべき物語だと思います。五大路子さんの演技・表現は、『心』が入った素晴らしいものです。
私もお芝居を創る最初から携わって15年。杉山義法先生がお選びになった『心』の作品と共に、今でも先生が見守っていらっしゃるお芝居だと思います。